2011.08.24 19:04
業界用語(米穀)
最近使わなくなってきた言葉も増えてきた!関東版米穀業界用語忘れる前に備忘録私のブログと商品説明を理解するには覚えておいて下さい(?_?)
・米つき→精米の事
・ひ ね→古米 注意;女性に対して使ってはいけません(゚_゚i)
・籾スリ→稲刈りすると籾ついてるので脱穀して玄米となる
・俵→ひょう;米の単位1俵=60kg 米穀業界は俵で取引が原則農家は本で言うからよく間違えるので注意!籾スリ前の1俵と玄米の1俵では30パーセント前後目方が違う?玄米→白米では10%減るのを覚えておいて下さい
・うるち→水稲うるち;水田で出来たお米
・おかぼ→陸田で育ったお米
・もち米→水稲もち米
・おかもち→陸田で育ったモチ米;昔食べてた年代超高齢者には人気有る
・はぜる→はぜてない=モチ米が乾燥し切れていない状態で、うるちの様に透き通って見える事
・裾 物→すそもの;安い玄米のこと
・中 間→中間品種を指す
・銘 柄→いい物お高い玄米を指す ということは3段階しか業界にはないってことかな?
・雑品種→何だかよく分からない銘柄より値段で動く品種;土地にあってる作付けしやすい品種さん達 類別で3類品種ともいう
・内地米→ないちまい:本州内で穫れたお米を指す、特に沖縄や北海道では内地米と呼ぶ?
・外 米→がいまい:外米と言えば普通業界では単粒種の中国米で低価格な輸入米を指す為にカルローズやジャスミンなどはオタク系なので思いも付かないのが普通d( ゚ε゚;)
・上がり→精米歩留まり通常60kgで54kg上がり
・サ シ→ぶすっと袋にさして玄米を取り出して見る鉄製の物、一般の米屋にあるのはマタイ用
・手かぎ→米を運ぶときに使う引っ張り用のマジックハンド鉄製 アホに持たせると凶器となりかなり危ない危険!!
・麻 体→またいと読む;麻袋で最近見ない
・風 袋→ふうたい 今ほとんど此で流通茶色い紙の袋30kg 近所の農家は風袋入りで30kgで出す人いる、せめて皆掛30.3kgいれる事!検査は30.5kg
・皆掛け→みながけ:袋に入った状態の総重量 検査タイの場合袋の重さは250g前後
・一空き→いちあき:再利用の玄米袋
・新 体→しんたい:新しい玄米袋
・フレコン→1020kg用と900kgというのも昔見たことあるPP体で出来た大きい袋
・グレーダー→農家が刈り取り後乾燥機かけそのあと籾を取り除きそのあと網が付いた振動する機械で小さな小咲を落とす為の機械。東北1.9mmが増えてきた埼玉県1.7mm(-。−;)オッ
・セレクター→精米機の後に振動で割れた白米を篩う機械
・パッカー→白米を計量しポリ製米体をパックをする機械
・穫れ秋→とれあき;収穫時期のこと
・庭先相場→農家の庭先で買う玄米の値段;庭(にわ)or坪(つぼ)で※※※※円だとも言たりする
・置き場→現地価格;運賃抜きって事
・着 値→ちゃくね;到着して運賃込みで幾らの値段;大型トラック200俵クラスの取引で使う、置き場か着値どちらかで決めて取引する。
・パレット積み→パレットに組んで積む
・バラ積み→トラックの荷台にパレットで積まないことベタ積みとも言う
・棒積み→縦に単純に玄米体を上に重ねて積むこと;慣れないと直ぐ倒れる(・・;)
・米あげ→農家の米を直接買ってくること
・坪あげ→同上
・仲間相場→米屋どうしでBtoBする玄米価格
・中間卸→スーパーなどに白米で卸すこと
・中 卸→なかおろし;米屋に玄米を販売する事
・買い子→かいこ:アクセントは平らに発音しないと蚕と間違え糸吐いちゃうので要注意(?_?)農家から玄米を買ってくる職業、地方の肥料屋さん米穀小売り業が多い臨時集荷業
・ヤ ミ→ヤミ米/ヤミ屋;懐かしい響きだ!?今では死語!食管法はなれて今は米穀業皆ヤミ屋だw(゚o゚*)w秋田の一部では農協に出さない事を未だにヤミ米というらしい{{{{(;>_<)}}}}
・集荷業→農家から玄米を買ってきて集めて販売する業種
・卸→おろし;許可を受けて売買している米卸売り業
・小売り→米穀小売り業:絶滅危惧種(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」オオオオオッッッバブル期の半分のそのまた半分程になったから...(@@;)
・見 面→みずら;玄米の見た目 見ずらと味は殆ど比例するけど全部じゃないのが玄米の奥の深いところ!
・肌ずれ→表皮がかすれて皮がむけた状態
・芽が出てる→発芽状態
・胴割れ→精米するとバラバラになる玄米で見ると横に筋が入ってる
・青→あお;青米=あおこめ とは普通言わない“あお”だけ!あおごめというのは素人か農家だけで活き青か死に青といわないと何だか想像も出来ないから
・シラタ→背白/腹白/心白ひっくるめて単純にシラタという
・ヤケ→虫害粒の黒い点/色ついてる物はめんどくさいので単純に“ヤケ”と呼ぶ
・反→たん;10a=300坪 関東の田んぼ一枚の単位;1反-10aで10反=1ha=1町歩
・こざき/しいな→グレーダーから落ちた小さなスカスカな玄米、通常一般の人がイメージするクズ米かな?米穀業界のクズ米とはクズ原料であり特定米穀という業者があって篩いなおして中米となり一般的に使うクズ米とは違う。
・慣行栽培→かんこうさいばい;普通の栽培
・特栽減減→特別栽培○%減農薬並びに○%減科学肥料認証の略 よく見ると地域平均の何パーセント減と表示してある昔の減農薬栽培
・有機JAS→栽培期間中農薬未使用=昔の無農薬栽培
・軟質米→なんしつまい;水加減同じだったら柔らかく炊ける米
・硬質米→軟質米の逆で硬め
・低アミロース米→アミロース少ないうるち米の品種でモチ米はゼロ、少ないほど粘る傾向
・低タンパク米→春陽など字のごとくタンパク質含有量が少ない品種
・刈り心が廻る→稲の刈り遅れて発芽状態になっちゃうこと!美味しくない!
・早刈り→稲の刈り取りが若干早いこと!早いほうが遅いより美味しい物
・未熟米→ちっこい粒;そだちが良くない
・編み目→グレーダーの編み目の事、東北米所1.9mmで埼玉はカントリーでもまだ1.7mmだ(◎_◎;)
・カントリー→カントリーエレベーターはJA農協で籾摺りから乾燥まで一気に行うサイロ付き施設
・検査物→けんさもの;穀物検査受けてる玄米
・民間検査→農協以外の穀物検査登録所で検査した玄米、農協も民間企業っていえばそうだけどε-(´o`;A アチィ
・JA検査→農協検査は農協で検査した玄米、民間と農協検査何が違うかというと.....?値段が同じ場合は農協検査を普通選ぶσ(・・?)その程度?
・等 級→穀物検査の等級で現在1等2等3等規格外の4段階 昔は5等まであった!だから1等寄りの2等とか微妙な表現を偶に書いてるわけ。
・まるじ→検査1等の事丸にてんだから丸使うのは1等しかないので丸字と言う
・当用買い→とうようがい;チョビチョビ無くなったら仕入れる仕入れ法
・一車取り→トラックで一気に仕入れる、当用買いの反対の言葉でトラックでも4トン〜15トン車までバラエティー豊富
・未 検→みけん;検査無し/未検査は“さ”の文字が一文字多く喋るのが大変なので省略(゚_゚i)
・中 米→ちゅうまい;これは説明が難しい!ピンキリなので良い物は凄く良い 悪い物はカス
・特定米穀→とくていべいこく:クズ原料から手間かけ莫大な設備かけ使える玄米を救い出すある意味エコな業種で色々な原料となっていく訳
・ブレンド→ぶれんど:意外と品種の相性があり弁次郎米とエルスペシャルは唯一白米商品だけれども均一にするのって難しい(;´д`)トホホ
・作り3等→東北農家が作る中米の程度の良い物、関東では元の網が小さすぎて出来ない!
・砕 米→さいまい;精米後にセレクターから出てくる割れた白米
・カラー選別機→色彩選別機ともいう昔の異物を抜く機械あまり使えない┐(´-`)┌
・ガラス選→色彩の感度を高めた機械で高いのが欠点
・千粒重→せんりゅうじゅう;カルトン一杯の米粒の重さ;あまり米屋では使わない
・口約束→何俵を幾らでと売り買いする口頭で契約すること!農家やBtoBの新規でも長い付き合いでも守られない事が多々あるw(゚o゚*)w契約書交わしても無駄なこともある(@@;)
・ぬか喜び→説明要らない<;O_o>
・賃加工→ちんかこう;まとまった原料をもらい精米だけしたり、餅を搗いたりする手数料の事
関東で偶に暮れになると【ちん餅】ありますと書いてあるけど?なごりかな?
・今摺り米→いまずりまい;籾付きで保管し出す寸前に籾を取り除いた玄米
・水分量→収穫後直ぐに食べるなら16%位が美味しい!通常関東の検査14.5%で新潟では16%迄OKだけど保管悪いと↓の忍者米となる(゚_゚i)
・忍者米→カビが生えて昇降機に入れると煙が出る玄米、古米又は刈り取り後乾燥あまいと次の年の春には忍者米となる確率は低くない!過乾燥とどっちが良いかは程度しだいで難しい所?
・はりこみ→精米の第一段階玄米をはりこみ口(普通穴掘ってある)にじゃ〜と入れること
・コンタミ→精米設備機構内残留で何の略か?まあ昇降機や精米機の筒の中やガラス選別機の中に前回の粒は少し残ると言うこと。
・白 度→精米粒の白さ、白度出る精米機で分搗きすると綺麗に仕上がるので悩む(◎_◎;)
・分搗き→通常90%精米が10分精米、数字が少なくなるほど玄米に近くなる。よく精米時間だと勘違いしてる方が多いΣ(゚ロ゚)6分精米を6ぷん精米してください?循環式精米機じゃない!
・循環式精米機→農家に多い精米機で徐々に循環させて精米するので胴割れ気味のお米には最適、しかし時間かかりすぎる為に米穀業界ではあまり使わない。
・こわい→炊飯してご飯が硬い事、多分埼玉だけかも??正しい使用例“このご飯こわい”と使う
・充てがう→あてがう;最近使わないけど、仕入れて物が有る事?買って持ってるという感じで使う、特に品不足の場合廻りで無い場合などに“うちは充てがってるので...”と使う
・縁故米→えんこまい;農家が親戚にお裾分けする米の事、我々米穀業界からすると販売減に繋がるので始まりは良い意味でついた訳じゃないと思う(・・;)
・端境期→はざかいき;古米と新米の入れ替え時期7月〜8月末頃の在庫調整期
・こくぞう→コクゾウムシ;よく見ると小さいけど憎めない形してる!米が大好きで繁殖力も可愛い割に最大級玄米30kg一夏で完食したと聞いたことある(@@;)
・ボロ→ぼろい;ボロボロなお米を“ボロ”と結構使って言います!東北の同業者や農家には通じない?見た目の形質だけの場合でボロでも精米して食べると美味しかったりする
・三毛猫の雄→みけねこのおす;三毛猫の♂は非常に珍しいということなので珍しいってことでよく使う(^_^;)
・埼玉3類雑銘柄;一般敵には 彩のかがやき アキニシキ 朝の光 あさひの夢 キヌヒカリの未検を総して指す、場合によっては出来の悪いコシヒカリが含まれる場合もある。
以上これだけ覚えて玄米見る目を養えば明日から米穀業界デビューだ(^.^)/